インボイス制度について

今波紋を呼んでいるインボイス制度。。
この制度おそらく全ての企業が影響を受けるでしょう。。。

制度の概要は、消費税のカテゴリに記載していますので・・・

それを踏まえた上で、
①課税事業者は、消費税の納税が増える可能性が高い。。。
②免税事業者は、儲け(手取り)が減る可能性が高い。。。
という感じでしょうか。。。

まず①の課税事業者について、
消費税の納税が増える可能性が高くなる理由は、
インボイス導入後の免税事業者への支払いは、
消費税の仕入税額控除ができなくなるからです。。。

この対策法としては、
免税事業者に対して消費税分を差引いて支払えば解決することでしょう。。。
しかしながら全てができるかどうか・・・

今回は飲食店への支払いについて、何人かの社長に訪ねてみました。。。
「社長。。個人経営の飲食店行きますよね」
「もちろん行きますよ」
「その飲食店が免税事業者なら消費税の仕入税額控除ができなくなりますよね」
「そうなんですよ。こまりますよね」
「確かにこまった制度ですよね。。
 とはいえ免税事業者だから、もうそのお店には行かないですか?」
「・・・・・いや 行きますね」
全ての社長がこのように回答されました。。。
これが答えですよね。。。

もちろん免税事業者の飲食店が、
課税事業者を選択してくれるにこしたことはないですが、
そもそも、どの飲食店へ行くかの判断基準は
「気に入ったお店にいく!!」
ですよね(^^)/

となると・・・
結果的には消費税の納税額が増えてしまうのですよ。。。
そしてこのことは、うちの事務所の全関与先の社長にお伝えしました。。。。。
(仕方がないと言ってしまえばそれまでですが、なんとも複雑でした・・・)

つづいて②の免税事業者について
インボイス導入後の免税事業者は、
「消費税分の収入は減りますが、支払はいつも通り」
という可能性が高くなります。
つまり、儲け(手取り)が減ってしまうのですよ。。。

この対策法としては
「課税事業者になることを選択する」ことですが、
この選択をすれば消費税の申告をして、消費税を納税することになります。
それをよく理解した上で、
免税事業者自身が課税事業者になることを選択したのであれば
それは尊重すべきことですよね。。。
それならいいのですが・・・・

免税事業者である某飲食店の店主の方が、お店のお客から
「課税事業者にならないと、みんなに迷惑がかかる」
と言われたそうです。
やっぱり・・・・
この店主の方には①の課税事業者の社長の話をお伝えしました。。。

ここからは個人的な見解なのですが、
実はインボイスには賛成です。。。

インボイスとは貿易業をされている企業ならご存知でしょうが
簡単に言えば「送り状」みたいなものです。
そういった意味で考えると、
請求金額や消費税額を、
明確に相手にインボイスする必要はあると思います。。

ところが今回の改正は、
課税事業者が「登録番号を取得する制度」です。。
この制度が問題で・・・

免税事業者の味方をするわけではないことを最初に言っておきますね(^^)/

この「登録番号制度」により
誰が課税事業者で、誰が免税事業者か・・・
これが明確に区分されることになります。。
でもこれ・・・区分する必要ある???、
そもそも何故消費税の免税制度を作ったの??

確かに免税事業者の消費税分は「益税」になっているのも事実でしょう。。
でもその「益税」には、法人税や所得税が課されているのも事実です。。

免税制度があるのだから、その制度に該当するのならば、
その制度を適用するのは自然なことでしょ!!

「益税」問題と言うならば
どう考えても、先ずは免税制度の見直しが先でしょう。。。

その見直しもせずに
免税事業者の益税が問題???
だから誰が免税事業者かを明らかにさせる???

もう本末転倒!!!!!

 

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